Miyashita Mariko

2010年4月アーカイブ

モデル

親戚の家猫の長老猫ニケが4月22日に天国へ旅立ちました。

16年と数ヶ月・・・人間で言えば80歳を超え、天寿を全うしたと思います。

 

実家から歩いて数分のところに親戚の家があり、そこに住まう猫達は私のスケッチのモデルでもありました。

 

nike.jpg猫の名前は「ニケ」

二色だから三毛ならぬ二毛。

それともサモトラケのニケから取って勝利の女神なのか。

 

従兄の職場で拾われたこのニケは、アゴヒゲが従兄とオソロイということで、親戚の家に引き取られました。

 

そんなニケは人の膝に乗ることが好きで、自分のお腹を人のお腹にくっつけて"ハグ"をしてくる猫でした。

気位が高く、さっきまでご機嫌で咽を鳴らしてたと思うとチョットでも気に入らないとうなり声に変る。

 

親戚の家にはその後も猫が増えましたが、この第一子(第一猫)は特別でした。

性格もよくわかっていましたし、何より私がスケッチするとすました顔をしました。

 

猫らしい表情で、猫らしいポーズで、我輩は猫であるということを地で行く猫でした。

 

とても可愛がっていたニケですが、お正月に会いに行った時にはかなりやせ細っていてもう背骨の形がくっきりとしていました。

 

亡くなった時はすっかり小さくなっていたそうです。

・・・そんなニケをもう描くことがないと思うと寂しい限りです。

日本画の大家である前田青邨にちなんだ日本画の公募展に先日出品しました。

この度「青邨記念特別賞」を受賞しました。

 

img010.jpg

出品の申し込みが春の院展の締め切りの直前で、作品の締め切りが東武の個展の真っ只中だったので、スケジュール調整がもの凄く過酷な中で制作・出品していました。

 

体力の限界を軽く超えました。(笑)

 

 

一昨日、受賞の連絡を中津川市の事務局の方から受け、ホントに大変だったなぁ・・・とシミジミとしていました。

 

 

 

 

 

 

今回の作品はF50号で、ココのところ取り組んでおりますパリの風景を描いております。

パリ取材中に地図から外れて迷い込んだ住宅地の囲み庭のあるアパートメントを色彩豊かに表現してみました。

 

 

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>>第五回前田青邨記念大賞出品作

  青邨記念特別賞 受賞

  「寄り道」(作品部分写真)

 

パリの裏路地で迷い込んで出会った中庭。狭い路地をぬけて広がる囲みの空と光の庭。どんな所でも、誰にでも空と光は平等に与えられている。そんなふとした日常が宝物のように思えた寄り道。

 

(全貌は会期後にUpさせていただきます。)

 

今回、とてもタイトなスケジュールの中で制作してこれたことも、このような結果をいただけたことも、私に関わって応援してくださる多くの方々の支えがあってのものと思います。

受賞できた喜びと同じだけの感謝の気持ちを伝えたいと思います。

ありがとうございました。

 

そして、これを励みにまたさらに前進していこうと思いますので、応援宜しくお願いします!

 

 

作品の展示は中津川市のみとなります。作品は買い上げとなってしまいましたので、巡回展示の予定もございません。

もし、お近くにお出かけのことがございましたら、お立ち寄りいただきましたら幸いです。

宜しくお願いいたします。

 

 

第五回前田青邨記念大賞展

展示期間:5月23日(日)~6月6日(日) 

展示場所:東美濃ふれあいセンター・アリーナ

     岐阜県中津川市茄子川1683-797

     電話0573-68-8000

沢山のありがとう

昨日、6日間の絵画市での個展が無事に終了しました。

 

DSCN2488.jpg沢山のお客様にご来場いただき、ご高覧いただきました。

予ねてよりこの展示を心待ちにしていただいた方から、何気なく通りがかりで立ち寄った方まで様々なお客様にきていただき、ありがとうございました。

とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

ご高覧いただくだけでも十分なのに、多くの贈り物を頂戴してしまいました・・。

恐縮です。

 

・・・通りがかりのおばさまに、ご自宅用に購入されたマンゴーまで頂いてしまいました。(笑)

美味しくいただきました♪

 

 

 

 

 

そして、今日は誕生日でもあります。

また年を重ねてしまいました。。。

 

 

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友人よりお誕生日プレゼントで「タジン鍋」をいただきました!

 

ありがとう!

料理好きの私にと、珍しい調理器具をいただきました。

 

これ、最近マイブーム のノンオイル蒸し料理に大活躍しそうです。

早速モヤシとキャベツと豚の薄切りで蒸し料理してみようと思います。

 

 

沢山の感謝を感じる日々を過ごしています。

そんな「ありがとう」の気持ちでまた一日一日大切に過ごしていこうと思います。

 

ありがとうございました!

 

東武春の絵画市

東武春の絵画市が本日より始まりました。

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絵画市は、様々なジャンルの作家が一堂に会す展示会で、池袋東武10階の催事場フロアをブースで区切って行われております。

 

>>ここで、個展形式でワンブース設けていただきました。

 

 

今回は旧作含めた15点ほど展示しております。

 

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会場内にワガママを言って床の間(?)を作ってもらいました。今回の催事に合わせて制作した掛軸2幅を飾るためです。

 

掛軸と風呂先屏風、それから扇子も並べてディスプレイしております。

 

より作品に即した展示方法まで協力いただき、他のブースとはまた赴きがことなる空間を作ることが叶いました。

 

作品数は多くはないですが、一点一点思いいれのある作品ばかりを持ち込んでおります。

 

 

また、今回は11日(日)にギャラリートークのイベントも計画しております。

お時間ございましたら是非ご高覧いただければ幸いです。

 

宜しくお願いいたします。

 

 

 

東武春の絵画市

「千紫万紅」宮下真理子日本画展

4月8日(木)~13日(火) 池袋東武本店(最終日は17時閉場)

※新作15点を含む個展形式のブースです。

※来場日は10日(土)・11日(日)13:00~17:00です。

※11日(日)は15:00よりギャラリートークがあります。

ART FAIR TOKYO 2010

DSCN2455.JPG昨日から3日間、東京国際フォーラムでアートフェア東京が開催されました。

 

美術の大祭典のようなお祭り騒ぎの展覧会です。

 

様々な業者さんが思い思いのブースを設営して広く一般に美術を親んでもらうような展示会です。

 

土日は入場者が列を成すほど大人気の美術展で、主にコンテンポラリーアートが中心となった、いわばモーターショーのような展覧会です。

 

DSCN2457.JPGここでは「ギャラリーゑぎぬ」さんより出品しております。

3号1点と6号1点、いずれも花鳥画を出しています。

アートフェア.jpg

今、美術というと現代美術がトレンドのように言われますが、平面に絵筆を走らせて積み上げていくファインアートをやっている自分も負けずに頑張らないと、と思いました。

 

 

トレンドと言われないかもしれませんが、こちらは伝統という重みと品格があると思っています。その中で新しいものを作り出すという、地道な作業をしています。

 

・・・こういった伝統を踏襲して新しい物を作り出すという体質は本当は日本人の一番得意とするところで、それがもっともその国民性にもシックリくるものだと思っています。

 

流行どうこうではなく、本来あるべき姿に即した感性に訴える作品を作れるように頑張って行きたいです。

 

日本画とは、日本人とは、日本とは・・・私はその中で生きているということをまず考えていかなければ、世界とか新しいものとかは見えてこないと思いました。。。

 

まずは自分をきちんと知ることから始めたいと思います。

やはり、地道な作業のようです・・・。

 

 

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