Miyashita Mariko

日本美術院

今日は、美術院にて岡倉天心をお祀りする行事があり、それに併せて平山郁夫先生が合祀されることとなり、その行事に参加するために日本美術院へ出かけてきました。

 

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日本美術院の本部の中庭に、お社(祠?)が祀られており、そこで神主さんが御神酒やら果物や野菜を三方に乗せて準備をしておりました。

そして、中央には平山先生の木の名札が供えられました。

 

名札といっても、一般的にはあまり馴染みがないものかもしれませんが、よく相撲部屋などで見かけるようなものです。かまぼこ板のような木の板に墨書きされた直筆の名前。

美術院の同人になられた時に作られたものだとのことです。

 

日本画の伝統なのかよくわかりませんが、この"木の名札"は芸大に入学した時もそれぞれに与えられました。表が黒で裏が朱書きされたその名札は、教室の入り口に掛けられており、出席すると黒い側にひっくり返すという、出欠を表すものでした。

一般の大学とチョット違うな、と思ったのがこの名札を見たときでした。

大学に入学した、というより、日本画の画塾に入門したような錯覚さえ覚えました。

 

 

炎天下の中11時に儀式が始まり、中庭に院展関係者が参列、門下生は用意された日よけのテントに納まりきらないほど集まりました。

祝詞が読み上げられ、玉串を奉奠して儀式は終了。

お食事をして帰ってきました。

 

画家という職業は、好き勝手に自分の思うままに絵を描いているようなものですが、日本画というジャンルで作家をやるということは本当はこんな伝統と格式の中にいることなのだということを改めて知る機会となりました。

 

大切にしなければならないことがたくさんあります。

材料や技術や感性だけではない、そんな日本画の世界に生きられることに感謝する一日でした。