Miyashita Mariko

2011年2月アーカイブ

長崎

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祖母の具合がよくないので、長崎にお見舞いに行ってきました。

 

母と二人きりで長崎に行くのはかれこれ30年程ぶり・・・弟が生まれる時の里帰りに連れてこられた以来になります。

 

その後は家族旅行が増え、母娘の二人旅行などに行くこともなく時は流れ・・・母娘旅行、巷では流行ってるようですが、そんなものが偶然にも実現したのでした。

 

 

 

長崎はどこに行くにも徒歩で廻れるところに名所が散らばっています。

天気がよかったので、眼鏡もバッチリです。

 

 

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 母がどうしても私に食べさせたといって連れて来た喫茶店・・・浜町のアーケードにある「梅月堂」の「シーズケーキ」。

かれこれ40年前、母が女学生だった頃、友人と学校帰りに食べたというもの。

今も変らずあるのに驚きました。

(秘密のケンミンミョーでも取り上げられた長崎では有名なケーキ。)

 

・・・なんてことはない、素朴なケーキなのですが、母は何が何でもココのケーキが美味しくて、その時代はここのケーキが一番だったというのです。

きっと美味しくさせてたのは友人との楽しい時間がそうさせてたようで、今は「大したことないわね」とチョットガッカリしたように笑うのですが、私には母と食べたこのケーキはとてもいい思い出となり、とても美味しいものに感じました。

 

いつも制作でキュウキュウになってるのですが、アトリエから離れると時間の流れが案外ユックリしていることに気付きますし、自分が些細なことに捕らわれてることにも気付きます。

 

すぐに東京に戻ってきて、またいつものように制作していますが、気持ちがゆったりしているような気がします。

本場ドイツの

HEINEMANNのBAUMKUCHENをいただきました。

チョコレートもバウムクーヘンも大好物なのでこれはとても嬉しかったです。

 

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実は、これ、どうも日本では手に入らない代物らしいです。

 

チョット調べてみましたが、ドイツで売られてる伝説のバウムクーヘンの王様。

確かにどっしりとした見た目、このナントモ言えない風格・・・いや、単純に「これ、全部チョコだったらどうやって食べよう?」的な不安もありました。

 

 

 

 

 

しかし、一度食べたら病みつきになる、伝説のバウムクーヘン。

もし、もう一度食べたいと思ったら・・・。

 

 

 

・・・ドイツへ!・・・デュッセルドルフへ!

(若しくはオールドイツ語のサイトからお取り寄せ・・・。)

 

 

 

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そんな貴重なお菓子とも知らずに、食い散らかし・・・。

無残な姿になりました・・・。

 

見た目程甘くなく、とてもおいしい!

 

 

ある意味、恐竜退治になるか?と思われたこのチョコバウム、甘党の私にとっては、ちょうどいいくらいでした。

これと併せてシャンパントリュフもいただきました。

これまた有名なものらしいです。

 

おいしいものをありがとうございました♪

BGM

DSCN3107.JPG制作している時に音楽がよくかかっています。

無作為にCDを買ってきては色々なジャンルのものを聞きます。

 

でも、クラシック的なものがどうも好きなようで、一番聞くのはバッハです。

 

その中でも異色の音楽として、数年前に友人から紹介された「上原ひろみ」はとてもパワフルでソウルフルなジャズピアノを奏でるのでパワーが欲しい時に聞いていました。

 

クラシックに比べると荒々しく、時に抽象絵画のようなガツンと直接感覚に突き刺すような音を出す。

 

そんな上原さん、昨日グラミー賞を取ったというニュースを聞きました。

やはりパワーのあるヒトだと思いました。

グラミー賞は音楽界のオリンピック。今年は日本人が4人も受賞したそうで、世界で活躍する日本人の話しを聞くとワクワクします。

 

2008年のこのアルバムもオススメです。

時には職人

DSCN3103.JPG>>S40号のパネルの準備をしました。

 

絵を描く前にやらなければならない準備に礬水(ドーサ:滲み止め)を引くという作業があります。

和紙は生紙とドーサ引き紙というものがあり、すでに滲み止めを施したものも売っています。もちろん生紙はそのままでも制作することができるので、様々な制作の幅を広げてくれます。しかし、生紙はとても気難しい性格の持ち主です。

そしてドーサを自分で引くということは、その時の作品をどう仕上げるかにも関わるので、スタートの段階からゴールを見据えた作業をすることになります。

 

・・・和紙との対話から制作はスタートします。

 

ドーサはお天気や湿度によって影響を受けやすく、ココのところは天候不順でしたので3~4日がかかってしまいました。

 

そして制作する前には必ず裏打ちをします。

粉の生麩糊を鍋で煮て、裏ごしして水で溶く・・・これだけでもヘタをすれば半日潰れてしまいます。

 

今日はそのドーサ引き+裏打ちした和紙の張り込み・・・パネルにシワがよらないようにピンと張り込みます。

今日はいい天気なので和紙もよく乾いて上手く張り込めそうです。

綺麗に張りこめたまっさらな和紙はそれだけでも美しいものです。これからその上にどんな色を重ねてどう仕上げていくか・・・作業は大変ですが楽しみも大きいです。

医食同源?

2月になって、ますます制作に勤しむ毎日を過ごしております。

作品の展示のスケジュールというのは、おおよそ2年程前から仮に予定が決まり、1年前から打ち合わせ準備に入ります。そして、作品の締め切りというのは、実際に展示をする3ヶ月前には完成・・・そういうのが理想なのですが、私の場合は直前までバタバタとしているものも多々あります。

今制作している作品は7月の個展準備と4月の催事用のものになります。もうすでに締め切りが見えてきているものがあり、忙しく過ごしております。

・・・そんなこんなで忙しくなると外出が減って、篭りっきりの制作になります。

そこで、制作の気分転換や発想を豊かにするのに料理はとても役に立ちますので、「おうちゴハン」を推進しています。

外食があまり好きではないというのもありますが、お母さんのゴハンも好きですし「おうちゴハン」が私にとっては何よりの御馳走なのです。

 

自分の健康管理にもなりますし、料理はできる限り作って食べる・・・今日はそんな料理の話しを。

 

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今年の冬は特に乾燥していることもあり、巷では風邪やインフルエンザが流行しているようです。

締め切りに追われると風邪を引いている時間ももったいないので、健康にはかなり気を使っています。

 

特に食事は私にとって大切にしている一日の行事になります。

お肉よりも圧倒的に野菜を食べます。

そして冬は温野菜。

 

先日作ったトマトリゾットは、親戚のTおじさん(本当は″お兄さん″と呼ぶべき)に教えてもらったものです。

生のトマトを潰してニンニクと炒めてご飯と和える。

そしてその上に大量のちりめんじゃこ!

 

この日のメニューはハーブ生ウィンナーのポトフと温&生野菜のディップです。

これは私のオリジナルレシピなのですが、何につけても美味しく野菜を食べられるのでオススメです!

 

 

 

>>ディップの作り方>>

ゴマを適当にすりおろして、そこにマヨネーズ大匙1に対して味噌(何でもよい)を小さじ半分弱程度入れて混ぜる。

ゴマの量も沢山だと美味しいですし、味見をしながら量はどれも適当でOKです。

 

色の濃い野菜や根っこ野菜・・・私のカラダを支えてる大切な健康の源です。

日経産業新聞

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以前より連携研究している東大の研究室より連絡がありました。

 

昨年度に実施した「截金」での成果について写真付きで昨日(2月2日)の記事が掲載されました。

 

先日、紙漉の実験設備を設置している研究棟に日経新聞の取材が来たそうです。

本年度行った紙漉を対象に、現在進行中の3Dの主観的な視覚・聴覚・触覚提示システムについても触れていただいたそうです。紙漉というキーワードが抜けておりますが、上記とあわせてすべて伝統技法の伝承に関する研究プロジェクトの一環です。

 

色々な活動をしておりますが、様々な形で表に発表されていくことはイイコトだと思います。研究って地味ですが、公の形になって知ってもらえると嬉しいですね。。。記事にしていただいてとても嬉しかったです。

 

また、このようなとても分かりにくいような専門性の強い研究であっても、一般の方に分かりやすい形(新聞の記事)として取り上げていただいたことに感謝します。。。

 

また色々活動を報告したいと思います。

 


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