Miyashita Mariko

2011年6月アーカイブ

個展のお知らせ

梅雨の晴れ間とはいえ、真夏のようなお天気ですがお変わりありませんか。。。

 

00008.jpg7月開催の個展のDMが出来上がりました。

いよいよ開催まで迫ってまいりました。

 

久しぶりの大きな個展となり、院展出品作を含め約40点の作品を出品いたします。まだ会期までに間に合わせたい作品も制作中というのもあって、ギリギリまでバタバタとしていそうです。

 

 

個展となりますと、ある程度作品がまとまってないとできず、また、地元八王子でという条件を合わせて考えると、なかなか滅多にない機会となりました。

私の育った町である八王子ですので、同窓会のように八王子に集まっていただければ嬉しいです。

 

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東京都内からだと少々お時間かかりますが、中央線で1本でいけます。

 

ご多忙のことと存じますが、ご高覧賜れましたら幸いです。

 

会期中は概ね会場におりますので宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

―百花爛漫―
     宮下真理子 日本画展

 

◆会期:7月5日(火)~11日(月)
     最終日は午後5時閉場

 

◆会場:そごう八王子店 5階=美術画廊

 

◆営業時間:午前10時~午後8時

 

◆ギャラリートーク:9日(土)・10日(日)各日午後2時~

日本橋三越本店にて6月22日から開催する新樹会の図録が三越のアートライブラリーで公開されることになりました。

 

閲覧するには会員登録が必要ですが、図録の無い方も作品画像をご覧いただけます。

 

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>>こんな感じのページです。

 

三越本店美術フロアで開催される展覧会の作品図録を閲覧できるデジタルカタログです。

「美の図書館」として、自宅で楽しめるツールとなっています。

 

是非ご利用いただきたく、ご案内申し上げます。

 

 

↓三越アートライブラリー↓

 

↓三越公式サイトの美術画廊アドレス↓

http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/art/index.html#sc

 

星の数程の

週初めに高知に行ってきました。

DSCN3339.JPG今回の主な目的は、トマト狩り・・・じゃなくて、これまで行ってきた伝統技能継承云々の研究成果発表会でした。

 

・・・研究の実動部隊としてさほど役にも立たない私は、それでもその場にいられるだけで嬉しかったです。

 

何より高知に行けるというのだけでも楽しみでならないのです。

 

私にとって高知は、紙の一番の相談相手がいるところです。

日本画を描くのに無くてはならない和紙のことはここで相談します。そして、今後の制作に必要な情報を学習します。

 

日本画は材料と仲良くすることで作品の幅が広がるので、材料について勉強することも制作の一部なのです。そういう意味では、まだまだ勉強したりないことが沢山あり、紙の声を聞きながら作品を作れるようになるにはもっと時間がかかることだと思います。

 

今回もいい紙の話しを聞くことができてよかったです。

 

そして・・・高知は本当に食べ物が美味しいです。

着いたその日の晩には鰹のタタキを塩でいただき、かちり(チリメンジャコの干したもの=土佐名物)を土佐酢で食べたり、お土産には極甘のトマトを、それまた星の数ほど大量にいただいてきました。

 

トマトは私の好物で、高知のトマトは特に甘くて美味しいので大好きです。

一瞬ブドウか?と思うほど甘いフルーツトマト・・・私が帰る日の朝、研究所の方がわざわざ収穫に出かけて取ってきてくれたものです。

東京ではなかなか手に入らない美味しさと優しさに触れて、星の数ほどの情に感謝しながらまた高知に研究に行ける日を楽しみにしています。

新樹会

毎年恒例の新樹会は、秋の院展出品者のうち芸大出身の若手の作家を集めた展覧会です。

日本橋三越本店で10号1点出品しています。

 

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新樹会での作品は毎年花鳥画を描こうと決めています。

ちょうど制作~締め切りの頃、大震災の直後でした。

 

大きな震災に伴い、様々なことを考えることになりました。私が絵を描くということは?作品とは何か?

そして私が作品を作ることでできることは?

 

そんな思いの中で制作した作品・・・「瑞兆の調」

カワセミとナナカマドをモチーフとした花鳥画です。

 

カワセミはその羽の美しさから空飛ぶ宝石と言われており、宝石のヒスイ(翡翠)もその名から名づけられています。美しい羽で様々な悪いものから身を守り、健康を授ける吉鳥とも言われています。

そしてナナカマドは「七回かまどに入れても燃えることはない」という伝説があるほどにとても強固な植物で、強い力を持ったものです。火にまつわる災難への魔よけとして古くから愛されてきた吉祥木です。

 

日本人は古くから言い伝えや縁起などを大切にしてきました。そういった逸話のあるモチーフを組み合わせることで作品が一つの御守のような瑞兆の調べを奏でるものであってほしいという願いから制作してみました。

 

私が作品を作ることでできること(やりたいこと)の一つ・・・少しでも人々の心を明るくしたい・・・そんな願いを込めています。

 

6月25日(土)14:00~ギャラリートークがあります。

是非会場でお目にかかれれば幸いです。

 

***

 

第9回 新樹会 日本画展

 

2010年6月22日(水)~28日(火)

日本橋三越本店 本館6階美術特選画廊

 

※10号1点の出品です。

※ギャラリートークイベントがあります。(25日14:00~)

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