Miyashita Mariko

文藝春秋10月号

9月10日発売の文藝春秋10月号の巻頭カラーページにある企業記事に掲載されています。

綴り.jpg

文化財継承未来プロジェクト「綴」にて作製された「国宝 山水長巻」の複製品を扱った感想・保存修復の観点からコメントしています。

今回大変貴重な機会をいただき、実際山口県の毛利博物館内にて扱ってみるという本格的な取材コメントです。


沢山のスタッフさんと一緒にロケに行くのは普段私が行く取材とは異なり、楽しかったです。

一般の企業の方々と芸術云々を語り合うこと自体がないのでどういう感じなのか未知の出来事でしたが、このプロジェクトにかかわる方々は研究者顔負けの多くの知識と文化財への熱意が根底にあり、真摯に作品と向き合う姿に驚くとともに感銘を受けました。


私は絵を描くことで芸術に携わる仕事をしていますが、芸術に浸かってるがゆえに陥りやすい、専門家だけがわかればいいような独りよがりがはあってはならないと思いました。
芸術とは芸術を知っている人だけで独り占めするものでもない。
なぜならば、見えないところで支えになってる沢山の人々というのはそれぞれ多種多様な方々ばかり。

必ずしも芸術と関連のある職業や人であることはないです。
今回、芸術以外のエリアでお仕事をされてる方々と触れ合うことで普段見ることのない、芸術を支えてる現場を垣間見た気がしました。

他(多)業種の方々にこんなにも深く愛されてる芸術は素晴らしいです。



2ヶ月連投で、今月号は前編、来月号は後編です。


よかったらどこかで手に取っていただけたら幸いです。

Archives