先週水曜日に無事に個展の会期を終えました。
会期が始まるまでは色々な思いが募り、自分のベストを尽くしたい気持ちでいっぱいになり、
いつも心臓がドキドキしていました。
これで大丈夫なのか?といつも自問自答する日々でしたが、1点1点仕上げる都度にお客様の
姿を想像しながら進めていました。
絵を見に来てくださったお客様に少しでも喜んでもらいたい、温かい気持ちになってもらいたいと
祈るような気持ちで描いたのを覚えています。
それでも自分の中には「まだ足りない」、「もっともっとできる」、「もっと伝えたい」という途方もない
欲のようなものばかりが積もっていました。
会場にて作品が一堂にそろった姿を見て、何よりホッとしてそれらの欲から解放された気分でした。
会期中にはたくさんのお客様にご来場いただき大変うれしかったです。
予てよりこの個展を楽しみに来られた方、遠方にも関わらず来てくださった方、知人友人だけでなく、
沢山の方々にお声掛けいただきとても幸せな一週間を過ごしました。
画家は絵を描いている間はとても孤独です。
しかし、展示をするとその孤独を忘れさせてもらえます。
それは1人で絵に向かって描き上げたとしてもそれが完成ではないからです。
作品とは展示をして皆様に見ていただいて初めて完成するものだと思っています。
沢山の方にお会いしてお話しさせていただき、またいい絵を描こうという活力になりました。
皆様から頂いた温かいお言葉の数々を大切に、また次の制作に邁進しようと思いました。
次の個展までまた楽しみにお待ちいただければ幸いです。
多くの方々に支えられて終えられましたこと、感謝いたします。
ご来場いただき誠にありがとうございました。