今日は来週より始まる個展の最終搬入、全ての作品の大締切でした。
私の作品は一点一点にとても時間のかかる作業をしているので、どうしても会期ギリギリまで制作をしているような感じです。
なので、額屋さんのタイムリミットを設けて、締め切りに取りに来てもらいました。
ホントに周囲の皆様の協力があって成り立ってるというのが画業であります。
作品をパネルから丁寧に剥し、これから裏打ちをして本額装します。
いつも描きはじめる時は余裕を持って・・・と思っているのですが、会期が迫るにつれて時間に追われ、どんどん調整ができなくなり、ついにはタイムアウトになる。
それでも最後の最後までベストのいい作品を出したいと言うワガママで絵を描かせてもらえることはとても幸せなことです。
ギリギリまで時間を引き伸ばし、周りに迷惑をかけてしまって・・・ゴメンナサイ。
額屋さんにそういうと、いつも笑顔で何も言いません。それどころか制作終わったらシッカリ寝て休んでくださいね、と労いの言葉をかけてくれます。
そして作品が良いととても褒めてくれます。
額屋さんは誰よりも早く出来立てホヤホヤの作品に触れることができる人です。
そう思うと、作品完成と同時に作品を見る額屋さんの反応は画家にとって気になるものです。
来週よりそれらの作品を一堂に会した個展を開催いたします。お時間ありましたら是非ご高覧いただきますようよろしくお願いいたします。
会期中はほぼ毎日会場にいる予定でおります。
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宮下真理子日本画展「万香の風姿(ばんこうのふうし)」
そごう横浜店 6階美術画廊
5月12日(火)〜5月18日(月)
※最終日は午後4時閉場
https://www.sogo-seibu.jp/yokohama/kakutensublist/?article_seq=130453