先日、お仕事で山口県にある毛利博物館へ行ってきました。
ここには国宝の雪舟の絵巻「四季山水図(山水長巻)」があり、その調査に行ってきました。
なかなか見ることができない貴重な絵巻物、しかも大幅です。
この絵巻はどんな目的で作られたのか?誰の為に?
そんな思いを巡らせながら眺めていました。
毛利邸をそのまま博物館にしており、周囲は古風な日本庭園が広がっています。
趣き深い館内は、博物館というよりはお屋敷でした。
ちょうど台風直撃かと思われた時で、帰りは新幹線で帰ることになり、日本の真ん中辺りを長々と移動していました。
それもまた山水長巻の物語のような長く思いを馳せる時間で、その間もずっと雪舟の気持ちになって作品の読み解きに耽っていました。
体験とはやはりいいものです。
いい機会を与えていただき楽しい時間でした。
http://www.c-able.ne.jp/~mouri-m/