Miyashita Mariko

先日の花王財団の奨励賞のお祝いにと、贈り物をいただきました。

絵を描くのに必ず使う「墨」です。

 

DSCN1754.JPG中国に出張なさった方より、お土産と言うには豪華な墨をいただきました。

 

上海で百数十年続いているという「雲軒」という老舗の画廊でお求めになったというその墨は、純桐の油煙墨(ゆえんぼく)です。墨は中国で生まれ、東洋画の最も代表的な黒色の材料になります。

 

 

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私のBlogに出てきた中国の硯に合わせて中国の墨を・・・ということでいただきました♪

 

 

 

 

新しい時代のものですが、深いビロードのような黒色をしており、今から下ろすのが楽しみです。

 

 

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普段、私が使っている墨は和墨(国産)が多く、奈良の古梅園製の一般的なものを使用しておりました。

 

 

それと併用して唐墨(中国製)のものも使っています。

 

 

かれこれ学生時代、中国に研究旅行に出かけたことがあったのですが、その時にその唐墨は求めたものです。

 

今は開発が進んで町並みが変わってしまったらしい北京宣武区和平門外にある骨董街「琉璃廠」(ルリチャン)で購入したものです。

 

 

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乾隆年製(※)と刻印された釣鐘墨は、ホンモノかどうか怪しく、また、雲形のものは乾隆五十年製と刻印されており、年代がハッキリ明記されてるだけにますます怪しい代物です。(笑)

 

 

貧乏学生が骨董屋で値切って買ったその墨は、色合いや滑らかさよりもその時の思い出の方が色濃く残っているものです。(笑)

 

 

 

 

(※)乾隆:1736~1795年、中国・清の高宗朝の年号。清朝第6代皇帝・乾隆は、学術を奨励し、それにまつわる名墨を乾隆御墨というが、その時代に多くの良い墨が産出・・・あやかって贋作(というか、バッチのように新作に刻印)が多くある。