Miyashita Mariko

時には職人

DSCN3103.JPG>>S40号のパネルの準備をしました。

 

絵を描く前にやらなければならない準備に礬水(ドーサ:滲み止め)を引くという作業があります。

和紙は生紙とドーサ引き紙というものがあり、すでに滲み止めを施したものも売っています。もちろん生紙はそのままでも制作することができるので、様々な制作の幅を広げてくれます。しかし、生紙はとても気難しい性格の持ち主です。

そしてドーサを自分で引くということは、その時の作品をどう仕上げるかにも関わるので、スタートの段階からゴールを見据えた作業をすることになります。

 

・・・和紙との対話から制作はスタートします。

 

ドーサはお天気や湿度によって影響を受けやすく、ココのところは天候不順でしたので3~4日がかかってしまいました。

 

そして制作する前には必ず裏打ちをします。

粉の生麩糊を鍋で煮て、裏ごしして水で溶く・・・これだけでもヘタをすれば半日潰れてしまいます。

 

今日はそのドーサ引き+裏打ちした和紙の張り込み・・・パネルにシワがよらないようにピンと張り込みます。

今日はいい天気なので和紙もよく乾いて上手く張り込めそうです。

綺麗に張りこめたまっさらな和紙はそれだけでも美しいものです。これからその上にどんな色を重ねてどう仕上げていくか・・・作業は大変ですが楽しみも大きいです。