玉川大学にて授業を持っております。大学の先生のお仕事です。
科目は「博物館実習」です。
この授業は博物館学芸員の資格(国家資格)を取るための必修授業で、この実習を受ける学生さんは、それぞれ学芸員資格に必要な他の科目の単位を取得した上で参加できる、というものになります。
私は学芸員の資格は持っていますが、学芸員ではありません。ですが、プロパーが文化財(博士)なので、より「モノ」に即したお話をしたり、実習を行っています。
今回のコマは、「ワークショップの実践について」です。
日本画というものに触れてもらいました。
>日本画は天然の岩石を顔料にしています。
>さて、皆さん実習開始です。
>色々な色の天然石の絵具を作って塗ります。
この授業ではできるだけ体験してもらうことで色々な美術にまつわる経験を積んでもらおうと考えています。もちろん座学もやりますが、覚えたり勉強だけでは美術は体に入ってきません。
学芸員の資格の為とはいえ、美術を扱う職業だと思うので、私が学芸員というよりもせっかく作家をしたり文化財に関わる学位を持っているので、ちょっと変った授業プログラムを組んでいます。
そんなこんなで、作家業とは別にこういうこともやっています。
教えるというよりも、私も毎回足りない部分は勉強しないといけませんし、学生さんからも色々学ぶことが多いです。この仕事も好きなことの一つです。
自分で作品を作ることも好きですが、こうやって教えたり、皆さんと一緒に制作するというのも楽しいものです。
(掲載協力:博物館実習A組の皆さん・・・
ありがとう!)