日本画と料理ってとても似ているなぁ、と感じることがあります。私は外食よりも家ゴハンの方が好きで、料理は結構楽しんでやっています。
そしてお塩についてチョコっとだけこっています。こっていると、お塩が集まります。
お塩って、最もプリミティブな調味料で、こんなに様々な旨みの違いが感じるものはないと思います。
買ったものやいただいたものなど、それぞれ思いいれのあるお塩たち・・・。
奥左:沖縄ミネラル海塩「ぬちまーす」
瞬間空中結晶製法によるサラサラのパウダー状のお塩。塩辛いというよりもマイルドな塩味。これで白身魚のお刺身を食べると感動します。
左中心:モンゴルダフスト村シゥデン山の自然塩
田渕先生がモンゴルに講演に行った時のお土産でいただいたもの。塩の辛さが際立つキリとした塩味だがミネラルの含有量が多く、甘みも感じる。殆どの料理に使える。
奥右:普段使いの平釜塩「あらしお」
何のお料理にも使える。和洋中、どれにもいい塩味をつけられる。尖った塩味ではない。
真ん中右:ゲランドの塩(フランス)
フランスに行った時にマルシェで量り売りしてたのを買う。店主の説明がイマヒトツ理解できず、岩塩だと思ってたら、どうも違ったらしい。伝統的(9世紀から続く)塩田法でパデュリエによって作られたこの塩はお肉料理(特に煮込み系)によく合う。この塩と粗引きブラックペッパーを乾煎りして網焼きしたステーキに付けて食べると最高。
前左:SALE CON TARTUFO NERO(イタリア)
最近ローマに旅行したアネにお土産でもらったお塩。これがすごかった。
黒トリュフの破片入りのトリュフ塩でした!
パッケージはイタリア語なので一体全体ナニモノなのかわからなかったのですが、フタをあけたらすごい香りが強く、まさに一撃でトリュフだとわかりました。
・・・これ、すごい高価なものだと思います。
早速、この間カレーを作ったときにゼイタクにも牛肉にすりこんで使ってみました。
それを炒めてワインでフランベしたら・・・いつものカレーがレベルアップしました。
塩はホントに奥が深いので、私なんかはまだまだマニアなどとは言えないですが、塩味の微妙な味覚の差を身につけて、感覚を磨きたいです。五感を磨いて感性豊かになれるといいです・・・。