出没します。
お世話になっている、東京大学史料編纂所。
以前より、取り組ませていただいてます、飯田市美術博物館の太子絵伝のトレースの書き起こしが完成したので、納品に行ってきました。
博士課程では鎌倉時代の絵巻物を研究してた時に、変体仮名文字を読んだり、同時代の関連作品を調べたり、時代背景について教わったり・・・ととてもお世話になりました。
今回仕上げた太子絵伝もかれこれ2年以上は取り組んできたと思います。
真っ黒に経年変化した5幅の掛軸を赤外線写真とニラメッコして地道に読影するのはとても根気と集中力を要し、書き起こすのがとても大変な作業でした。
ココに一つの形になって納めることができたのがとても感慨深いものです。
私が解読しながら書き起こしをし、東大で校正してさらにブラッシュアップした太子絵伝は、今後の研究の参考資料として活用されれば・・・と思います。
また活用・展示する機会がありましたらご案内いたします。