料理することが結構好きで、友人が遊びに来ると「ウチごはん」をします。
今日も、大学の後輩が遊びに来たので料理しました。
・・・メニューは和食。
予め来る日がわかってたので、前日から角煮を作ることにしました。
皮付きの豚バラブロックを2本下茹で処理して、ゆで卵と大根も一緒に味付けします。
落し蓋の代わりに昆布を用いて2時間以上コトコト煮込んで、一晩寝かしました。
そして当日。
シッカリと味のしみこんだ豚肉はすっかり脂分が落ちてサッパリとしていました。
なのにコラーゲンタップリ。
今日のメニューは
・角煮
・鶏肉と長葱の柚子胡椒
・揚げ出汁豆腐
・たたき胡瓜
・15穀ご飯
です。
料理と日本画って似ているなぁと思います。
素材を生かして自分の味付けで完成させる。決して分量を量ることはないと思うのですが、感覚をフルに活用して、その季節や温度や自分の体調で少しずつズレがある変化を読み取り、その時感じるいいものを作り上げる。
・・・だから感が鈍るとおいしいものができない。
レシピがないのは、その季節・・・光の強さや空気の質や気温・・・を感じながら、塩加減や味付けが微妙に変わり、その時の「時の声」に耳を傾けることを大切にしているから。
レシピ通りに作ることよりも、感覚を大切にしているのは、人間の体はとても季節に敏感で、繊細にその差を感じ取れると信じているから。
だから、"味を出す"ということは分量を量って作るのではなくて、全てのバランスを考えて感覚的に導き出すものだと思っています。
やはり、料理は日本画と似ていて面白い。