日本美術院の新年会が毎年恒例であります。
昨年、平山郁夫先生が亡くなったので偲ぶ会を併せて新年の黙祷から始まりました。
新年会では名物の福引があります。毎年色々なものが1等~8等まであるのですが、全て日本画にまつわる何かが用意されています。
今年は1~5等までが豪華でした。(当選する人数も少なく設定しているようです。)
そして今年は5等でした。
今年の5等の賞品は「筆掛け」でした。
この筆掛けは、とても便利です。
筆や刷毛を乾かすのに柄を立てて乾かすと、穂先と軸の付け根に水が溜まって、接着してる付け根が脆くなったり腐ったりします。
穂先を下にして干すことで、それを防ぐことができるので、普段から大きな刷毛などを干すのに使っていました。
右が私の筆掛けです。。。そして、左の少し小ぶりなのが今年当たった筆掛けです。
筆も刷毛も一つ一つ職人さんに作ってもらったとても高価で大切な道具です。
手入れや保管をキチンとすることで長持ちさせていいコンディションを保ち、私の仕事のよきパートナーとなってもらいたいといつも思っています。
いい作品を作るためにも、道具に感謝を込めて丁寧に扱ってあげたいと思います。