親戚の家猫の長老猫ニケが4月22日に天国へ旅立ちました。
16年と数ヶ月・・・人間で言えば80歳を超え、天寿を全うしたと思います。
実家から歩いて数分のところに親戚の家があり、そこに住まう猫達は私のスケッチのモデルでもありました。
猫の名前は「ニケ」
二色だから三毛ならぬ二毛。
それともサモトラケのニケから取って勝利の女神なのか。
従兄の職場で拾われたこのニケは、アゴヒゲが従兄とオソロイということで、親戚の家に引き取られました。
そんなニケは人の膝に乗ることが好きで、自分のお腹を人のお腹にくっつけて"ハグ"をしてくる猫でした。
気位が高く、さっきまでご機嫌で咽を鳴らしてたと思うとチョットでも気に入らないとうなり声に変る。
親戚の家にはその後も猫が増えましたが、この第一子(第一猫)は特別でした。
性格もよくわかっていましたし、何より私がスケッチするとすました顔をしました。
猫らしい表情で、猫らしいポーズで、我輩は猫であるということを地で行く猫でした。
とても可愛がっていたニケですが、お正月に会いに行った時にはかなりやせ細っていてもう背骨の形がくっきりとしていました。
亡くなった時はすっかり小さくなっていたそうです。
・・・そんなニケをもう描くことがないと思うと寂しい限りです。