昨日、前田青邨記念大賞の初日で授賞式に行ってきました。
ビエンナーレ形式の2年に一度の大きな日本画の公募展に出品し、この度「青邨記念特別賞」をいただきました。
全国公募352点のうち入選106点、入賞はさらに8点に絞られた上、その上位3点に大賞と記念賞と優秀賞が協議の上決定、岐阜県中津川市の所蔵となります。
出品者も20代~80代まで幅広く、様々な地域や年齢を超えていい作品の集まる公募展ということでしたので、この賞に恥じないように今後も精進しないといけないなぁと思いました。
>>賞状(賞記)は、岐阜の名産である美濃和紙(手漉き楮紙)に著名な書家の方が書いてくださったという、とても赴きのあるものでした。
>>作品「寄り道」の前で。
総評では逆説的空間表現や画面構成(描写と彩色と線描のバランス)についての評価が高かったということでお褒めの言葉をいただきました。
作品を作っている当の本人は作品が出来上がるまでいつも不安で、いつも「これでいいのか?」という疑問や迷いや焦りで混沌としており、そのカオスの精神を隠すかのように美しい色や形を探り、表現するという作業をしているように思います。
今回はその孤独で答えのない悩みの世界に一筋の光を与えられたような受賞でした。
>>オマケ
国指定天然記念物の自生している「ヒトツバタゴ」を見に行きました。
通称「ナンジャモンジャ」の木です。
そのナンジャモンジャの花が真っ白に最盛期を迎えておりました。
ナンジャモンジャの花は1週間ほどしか咲かないとても貴重なもので、その時期に中津川に訪問できたことは幸運でした。
お時間ございましたら、ナンジャモンジャの木と私の作品を見に、是非岐阜(中津川)にお出かけいただければ幸いです。
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第五回前田青邨記念大賞展
2010年5月23日(日)~6月6日(日)
展示場所:東美濃ふれあいセンター・アリーナ
岐阜県中津川市茄子川1683-797
電話0573-68-8000
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