締め切りまで忙しくてとても気持ちが落ち着かずにいる今日この頃、フと思い立って「梅が見たい」と出かけました。
奇しくも、湯島天神の梅まつり最終日にあたり、境内は沢山の人で賑わっていました。
この時期の湯島天神は学業祈願の為に沢山の受験生が訪れては絵馬に願い事を書いて奉納していくのを目にします。
この時ばかりは道真さまも大忙しです。
「試験に 落ち おち つきますように。」
お、落ち着け。
いや、縁起を考えて「頑張れますように」か?
・・・ガンバレって思いました。(笑)
季節のものをその時に見て感じるのはいいことです。
いざ梅を描きたいと思いたっても、その季節を味わっていなければなかなか描けないものです。
その季節の空気の冷たさや匂い、光の強さや花の色・・・どれをとっても体験しなければ、たとえ梅の姿形を絵にすることができたとしても、「梅」というもの・・・私が描きたい「梅」の姿は描く事ができないと思うからです。
「梅」とは・・・目を閉じて誰もが思い描くことができる真実の姿を、体全体で全てを感じ取れるように、心を清めて取材してきました。
梅の枝に舞い降りたメジロは天からのプレゼントのように感じました。