昨日、春の院展の初日を迎えました。
桜の開花宣言もあり、とても穏やかな日差しの初日でした。
震災の影響で営業時間が短縮されておりますが、展覧会会場は沢山のお客様で賑わっていました。
院展は厳かな日本文化を継承する歴史ある展覧会です。
日本画は派手さや華やかさは取り立ててありませんが、人の心を明るく照らす力を持っていると思います。
今、日本の中では自粛という言葉があちらこちらで見られておりますが、心の明るさと希望までも自粛することはないのではないかと思いました。
自粛ムードが漂う中ですが、真摯に取り組んだ作品を展示し、皆様の心を少しでも和ませることができれば幸いです。
>>はいばら千代紙の100年復刻版意匠のさくら小箱
戦後日本は復興のシンボルとして桜を大切にしてきました。そんな桜の季節にまた新たな気持ちで制作に取り組んで行こうと思います。