秋の紅葉シーズンにも長野取材をしましたが、今回は新緑の上高地の取材に行ってきました。
>>河童橋~徳沢~明神池へ(写真は徳沢)
私の作品は小品のモチーフは身近な草花や花鳥などを題材にすることが多く、大作になるとその大きさを生かす風景を描くことが多いです。
これまで大作には海外の風景や建造物と自然(植物)を調和させたようなものを制作してきましたが、ここ最近新たに「日本の風景」というものにも取り組んでみようと試みています。
新しいことに挑戦することには不安もあります。
上手く描けるのか・・・とか。
でも、絵は上手く描くのが目的ではなく、絵に込めたい思いに強さがあるかや、自分が感じたもの(感動)をより伝えることができるかの方が大切だと思っています。
絵を描くのに大切なものは他にも沢山ありますが、そんなわけで風景を題材にしたときには現地取材は欠かせません。
現地で感じる空気や温度や湿度や色や光・・・木々がささやき、あちらこちらで会話がなされ、命(オーラ)のやり取りを行ってるのを感じる。
形而下も形而上も、私に語りかける全ての事象を観察して体の中に取り込めるだけ取り込んで持ち帰ります。
風景のカタチを借りて何を伝えたいか-。
これからまた練って作品として仕上がるまで熟成させていきたいと思います。