Miyashita Mariko

イタリア旅行記②:ローマの休日

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>>スペイン広場(Piazza di Spagna)に行きました。

あの「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べたシーンでおなじみの・・・である。

 

地下鉄のSpagna駅から数分の所でとてもサラっと存在していたので油断して通り過ぎそうになりました。

兎に角、あの映画のワンシーンの場所を見たいというミーハー心だけで行ったのですが、ここはやはり観光地だけあって人が多かったです。

そして肝心なジェラートを食べるという任務をすっかり忘れてしまいました。

 

この広場の目の前にはバルカッチャの噴水というものがあるはずなのですが、見当たらず、ずっと探し回っていたらなんと工事中。

スペイン階段とセットで雰囲気を楽しみたいという野望はアッサリ打ち砕かれました。

 

 

完全に観光地巡りとなったのですが、やっぱりローマに来たら「ローマの休日」でしょうと勝手に自分の中にテーマを決めてすっかり休日気分で楽しみました。

 

それからコンドッティ通りにあるカフェ・グレコ(Caffe Greco)にてランチを食べました。

 

 

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>>アンティコ カフェ グレコ http://www.anticocaffegreco.eu/

 

 ここは1760年創業のローマで一番古い歴史ある老舗カフェです。歴史的な著名人、世界的な文化人が通ったカフェとしても有名で、ゲーテやアンデルセン、ロッシーニやリスト、メンデルスゾーンにワーグナー・・・といった多くの芸術家が愛したカフェとしても有名です。建物自体も重要文化財という、何とも言えない趣き深い雰囲気を漂わせていました。

 

店内はコレクションの絵画であふれており、どれも時代を感じる作品ばかりが並んでました。

本当にたくさんの絵画が所せましと並んでるので、ギャラリーや美術館の中でお食事しているようでした。

 

ステキな燕尾服のウエイターさんがいるのですが不親切にもイタリア語のメニューを与えられ敢え無く撃沈するところでしたが、なんとかカフェラテと伝統的なパイ(説明によるとチョコとチーズが入ってるらしい)やローストしたサンドイッチをオーダー。

 

イタリアに来て思うのが、常にコーヒー一辺倒であるということ。

特にどこもかしこもエスプレッソ。コーヒーが得意ではない私はイタリアに来て初めてここでコーヒーらしきものを飲んだのですが、それでもおいしかったです。

 

Evernote Camera Roll 20131118 1135282.jpgイタリアと言えば、やはりファッションの中心というイメージがあります。

このカフェ・グレコの向かい側(コンドッティ通り)にあるのがBVLGARIの本店。

なんだか歴史ある雰囲気の中で、ハイクラスな品々もさらに映える気がします。

 そしてイタリアの粋を求め・・・ということでハイセンスなデザインと職人技の光るイタリア製の靴を探しにSergio Rossiへ行きました。

 

>>Sergio Rossiのローマ店はスペイン広場に面したロケーションにあり、とても華やかでした。

すでに地元の同世代のお客さんがいて靴を選んでいました。

ここではソファーに座っていくつか出してもらうという方式で、欲しいものがあると色だの素材感だのを店員さんと相談した上で初めて商品が出てきます。

 陳列されているものはごく一部で、その人がどのようなものを好んで欲してるかというのを引き出すのが店員さんの仕事のようです。

 

靴はとても丁寧な作りで、皮の質も柔らかさも抜群です。

そして何より"エレガント"なのです。

そう、イタリア人はみな「こちらの方がより"エレガント"です」というように、女性には"エレガント"なものを勧めてきます。

女性は"エレガント"であるべき・・・ということなのですね。

 

ん~、こっちの方が履きやすくて・・・なんて言ってても、「いやいや、それでも"エレガント"で・・・」と付け加えられるというわけです。

結局、オーソドクスでシンプルで機能的・・・という日本人らしい(?)チョイスに至ったのですが、最後にはやはり

「マダム、エレガントですよ!」

との一言が。

 

マ、マダムって・・・こちらでは、この日本では聞きなれない(言われ慣れない?)敬称で呼ばれるのですが、どうも年齢や未婚既婚に関係なく大人の女性に対してとか、「お客様~」という時に呼ばれるものだと気付くまではなんだか恥ずかしくてしょうがない気分でした。(余談)

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