日本画の題材となる植物などのモチーフ・・・お花や風景といった自然のものとの付き合いというのはその「旬」を逃すと1年待たねばなりません。
1年待てばいい場合もありますし、一生もう出会えないかもしれない場合もあります。
取材は時間との勝負で、四季折々、季節の移り変わりや空の色、空気の温度や風の音も全て異なる状況で一期一会を大切にしなければならないと思っています。
ちょうど今はハウスイチゴのシーズンでしたので、先日、おひさまのいちご園さんにお邪魔してイチゴの取材をさせていただきました。
おひさまのいちご園さんのイチゴはとても大きくて味がよく、ここのイチゴの大ファンなのです。
そこでムリを言ってイチゴの栽培風景を見せてもらう機会を得ました。
イチゴの種類は、とちおとめ・ひたち姫・京虹の3種類で、3種類ともそれぞれ特徴があります。
色付き始めのイチゴの色の様子はとても魅力的で、輝くような真紅の実は瑞々しさに溢れて弾けそうな雰囲気でした。
イチゴ栽培の苦労話やイチゴの蘊蓄はとてもためになりました。
このおいしいイチゴにたどり着くまでには大変な作業が眠ってる・・・一粒の美味しさには一年の長い歳月がかかっていることに驚くとともに、またさらにイチゴへの愛着も増してきました。
今回、特別に「みどりのイチゴ」を食べさせてもらいました。まだ熟していない緑色の小さな実です。
さぞかし酸っぱいであろうと想像していたのですが、口に入れて驚きました。
緑のイチゴは・・・リンゴの味がしたのです。
熟してない実ですら甘くて美味しいこと・・・それを教えてもらいました。
ここのいちご園のいいところはなにより園主さんがイチゴを愛してること。(笑)
イチゴが好きでイチゴ農家になったという、その熱意もまたイチゴ好きの私としてはたまらなかったです。
お近くにお出かけの際は是非このおいしいイチゴを召し上がってみてください。
(お電話でも注文できます。)
おひさまのいちご園・直売所 〒311-4503 茨城県常陸大宮市野口2550
TEL&FAX0295-55-4415 (イチゴシーズン12月中旬~5月中旬くらいまで)
http://blog.goo.ne.jp/ohisamano15