予てより行きたかったモン・サン・ミッシェルに行きました。
パリから650キロ北西方向に離れたこの世界遺産に日帰りで会うためには
早起きと体力が必要です。
パリからモン・サン・ミッシェルの観光ツアーというのは結構あるのですが、
どれも13時間コースです。
行き方はバスツアーに参加するか、自力で高速鉄道(TGV)に乗ってそこから
バスで現地に行くかですが、現地滞在時間をなるべく確保することと、
ここに行くまでの田舎町に立ち寄りたいという理由で今回は個人的に車を
手配してもらって出かけてきました。
4時間程オートルート(高速道路)を走り、遠巻きに修道院の姿が見えた時の感動は一入でした!
まずはモン・サン・ミッシェルを望む対岸にあるホテルレストランにて昼食をとりました。
昼食にはモン・サン・ミッシェルの名物ともいえるla mere poulardのオムレット(マッシュルーム添え)というのをいただきました。
それからこの地方名産のリンゴを使ったシードルも。
お天気に恵まれて、屋外のランチは最高でした。
そしてモン・サン・ミッシェルに登りました。
内部はとても入り組んだ迷路のようになっていて、しばらくはお店や飲食店が続きます。
小さな城下町のような風情で、全てがギュッと詰まったようです。
教会に到着すると、現在もミサが行われてるようで荘厳な空気が漂っていました。
教会は崖の形状を生かしながらいくつものチャペルを組み合わせており、増改築を繰り返しながら生きてきた証がそこにはありました。
百年戦争の時には要塞の役割をしたそうで、見張り台や砲台の跡などもありました。
頂上付近から見下ろすと、干潮だったため、干潟になっていました。
歩いて向う岸の島の辺りまで散歩している人がいました。
かつては海に浮かぶ孤高の修道院であり、潮の満ち引きがわからない時代には干潮時に歩いて渡る間に潮が満ちてきて多くの修道士たちがが命を落としたと言われています。
現在は修復工事中で、アチコチに足場が組まれ、周辺の保全工事も行われておりました。
海に浮かぶ修道院という姿は今は砂の堆積によって失われてしまっており、それを回復するための架橋工事をしているとのことです。
次に来る機会があるとしたら、その美しい海に浮かぶ修道院を見てみたいと思いました。
工事の完了は2015年だそうです。。。