ブルゴーニュワインのブドウ畑で有名なヴォーヌに行きました。
パリから300キロ超の距離をひたすらオートルート(高速道路)で走り、高速を降りてからも一山超えるほど進む先に一面のブドウ畑が広がります。
なにもない、ただブドウ畑が広がる静かな村、それがヴォーヌです。
ヴォーヌ=ロマネ村 (Vosne-Romanée)が世界的に有名なのはこの村にかのロマネコンティの畑とそのドメーヌ(蔵元)があるからです。
>>このシンボリックなアイコンを見るとDRC(ドメーヌ・ド・ロマネコンティ)のコルクを思い出すことと思います。
ドメーヌ・ド・ロマネコンティで作られたワインのコルクにはこの絵柄のコルクが使用されているのです。
そのシンボルのある畑こそグランクリュ(特級格付け)のピノ・ノワール種のブドウ畑、あのワインの王様(?)とも言える「ロマネコンティ」の畑です。
実際に行って見ると周囲のブドウ畑に囲まれ、実に小さなエリアです。
ですが、高台から見下ろすと確実にロマネコンティの畑だけ明らかに手入れが違います。
整然と剪定された枝、乱れることのない葉、強いブドウを作る土壌の条件を満たす要素・・・そしてオーラ。
ただのブドウ畑ですが、じっと佇んで観察していると何か物語が始まるような、そんな気配すら感じます。
村の中で一際鮮やかな門に「RC」の文字を発見。
ロマネコンティのドメーヌの前です(笑)。
たった750mlのワインですが、一口含むとそこから世界が広がり、物語が始まると言います。
まるで絵画のようです。
絵も見た瞬間に香りが漂い、風が吹き、光が差し、そして物語が始まります。
どれだけの深みと奥行きを感じる絵を描けるか。
いつも頭を悩ませます。。。